一般社団法人　文京区医師会会長
細部高英（ほそべたかひで）

　2023年6月24日から第24代文京区医師会長に就任いたしました。
　文京区には、基幹病院として東京大学・東京医科歯科大学・日本医科大学・順天堂大学の４つの日本を代表する大学附属病院があり、さらに東京都のがんと感染症専門の都立駒込病院があります。また小石川医師会と文京区医師会合わせて約200のクリニックがあります。クリニックと病院の連携を密にして区民の健康を守っております。
　このコロナ禍の3年間は医師会総出で、新型コロナワクチン集団接種・個別接種、発熱外来での検査診療、軽症者ホテル療養や酸素ステーションの医師派遣、自宅療養者へのサポート体制などを行ってまいりました。２～６年で出現している新興・再興感染症に対し、この３年間の経験をいかし、感染症対策を構築してまいります。

【文京区医師会の事業】
　文京区からの委託を受け、特定健診・各種がん検診・認知症検診・妊婦と小児検診にて区民の健康診査を行い病気の早期発見・早期治療をしてまいります。
　さらに、新型コロナを含めた各種予防接種、休日診療などを行い、災害時医療体制および子育て支援を行っております。休日診療は年末年始やGWを含めて日勤9～17時で４か所の医療機関(千駄木の文京区医師会館が毎週)と準夜17～22時で２か所の医療機関で行っています。受診は事前に電話で予約していただき休日の急病の対応にご利用いただければと思います。
　また、小石川医師会と連携し「文京区民の健康を守る区民と医師会のつどい」を毎年開催し区民の皆様と医師会との親睦を図る勉強会や健康相談会を開催しております。
　さらに小石川医師会に基地を設けて「かかりつけ医相談窓口」として、看護師の対応で病状を聞き取り医療機関紹介などのご相談を受けており、一方、文京区医師会では「多職種ネットワーク」として専用SNSを用いて歯科医師、薬剤師、訪問看護、ヘルパー、文京区との連携を強化して速やかに対応できる在宅医療の構築をしております。
　また、毎年文京区医師会音楽部の「ふれあいコンサート」と区民講座を開催しておりますので、ご参加いただけると幸甚です。
　医師会と区民の皆様がより近づけるよう努力してまいります。